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親世代の結婚観あれこれ
親の代理見合いを最初に企画したのは、北海道の某結婚相談所ですが、
あまりにも親御さんたちの、子供のために、何かできないかという思いが,
強かったので、その気持ちを組むために、親同士を集めて、
なんでうちの子たちは、こんなに結婚しないのでしょうかという愚痴を、
話し合えるような会を、最初はほとんどボランティアのような形で、
始めたわけです。
現在は、いくつかの業者さんもやっています。
でも、実際にはほとんど、ビジネスと呼べるようなものではなく、
あくまでも自社の結婚相談所の、宣伝のためのサービスとしての、
一役かっています。
やはり親にとって、自分の子供が、結婚できないのはつらいものです。
自分が、お見合いパーティーにいってモテないよりも、
自分の子供が、拒否されることの方が、
親にとっては、よほど残酷なものです。
それでも親ががんばるという、今の結婚活動の一つの象徴的な光景です。
ここでの問題は、この世代の親御さんの結婚観は、
超保守的だという事です。
それゆえに残酷なのです。
先ず第一は、子供を産めそうもない年齢の娘さんは、
選択肢に入っていません。
そこで、スタッフ達が、多分誰からも声がかからないだろうなという親御さんを、
フォローするために走り回ります。
そういう気遣いなしでは、なかなか進めないようです。
親の結婚相談所の代理見合いの弊害は、申し込みがネットでなく,
電話であるために、その時点で、
親の愚痴を聞くのに1、時間位はゆうにかかるという事です。
最初のころは、子供に内緒で来る人もいたようですが、
今では、子供の了解を得たうえでの参加を条件にしています。
何故かと言えば、親同士が話を決めても、結局、
お見合いをするのは、当人達であって、
当人たちが気に入らなければ、結局お見合いが成立しないからです。
これも婚活のひとつの形ですが、成婚となると、なかなか難しいようです。
親世代の価値観が、あまりにも保守的だからです。
先ず第一に仕事を、
バリバリやるというお嬢さんは、
望みませんとか、
女性が年上などは、考えていませんと、
はっきりおっしゃる方もいます。
つまり自分の子供の利益第一主義で、そのあたり、
当人たちより、はっきりしています。
特徴は、どこかひかえめな父親に比べ、
やはりここでも、母親の活動が目立ちます。
息子は昨年、どこそこにマンションを購入しまして、
ローンもありませんとくるわけです。
はっきりいって経済的なことは、心配なさらないで大丈夫だと思いますと、
まくしたてます。
父親のアピールの声が小さいのに比べて、母親のアピールの方が、
いやに現実的であると、企画者が感想をもららしていました。
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