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なぜ恋愛から、結婚に行かないのかあれこれ
恋愛と結婚の間には、大きなハードルがあります。
恋愛というのは、お互い惹かれあう関係で、
二人とも効用を満たすために、適した相手を模索することです。
この人だったら、生物学的に私はいい子孫を持てるのではないか、
社会的な意味で、ちゃんと将来も生活の安心が得られるのか、
お金を稼いでくれる人かどうか、
そしてこれはいけると思ったら、結婚に進むわけです。
結婚というのは、営業の言葉でいう本契約なのです。
結婚の前段階にある恋愛というのは、
結婚の契約をする前の足切りという、お試し期間といえます。
不倫が楽しいのは、最後に逃げ道があるからです。
浮気や不倫は、契約しなくていいので気楽なのです。
だいたい浮気や、不倫をする人は、
結婚もして子供もいたりして、
生物的にも、社会的にも、
その役割を終えているような人です。
買物に行って、何を買おうかと見ている時が一番楽しくて、
実際に買った物を冷静に品定めしたら、
実はイマイチだったのではないかと思うことはありませんか。
恋愛は気楽で、結婚は重いというのは、まさにそういうことです。
結婚の場合でも、一応返品は可能です。
しかし、そのためにはたいへんな手続きが必要で、
事実上、返品ができないというケースが圧倒的です。
このように現実を知ってしまって結婚に慎重になりすぎると、
相手に対しての理想というか、ムシのいいことを望みすぎて、
なかなか、本契約にたどり着けないというケースになります。
今、目の前にいる人より、
もっといい人がいるのではないかと思うのは自由ですし、
何億人の分母の中に、そういう人は確かにいるでしょう。
しかし、その人達に対しては、ライバルの数も半端なく多いですし、
その中には、自分より上の人もたくさん含まれています。
WIN・WINの関係という言葉がありますが、
自分だけが得する恋愛とか、
自分だけが得する結婚というのは、
続かないのです。
相手に与えるメリットが少なすぎると、
相手が、結婚を継続するよりも、
もっと効用が高い代替案を、
多く見つけ出せるようになってしまうからです。
女性で結婚できない人は、恋愛そのものをしていないのかというと、
実はそうでもなくて、もっぱら、どこで手を打つかということを、
決断できていない人が多いと考えます。
恋愛は頻繁にしているのに、結婚できない人は、
意外と、キレイな人が多いのも不思議です。
つまり、女性で結婚しない人というのは、
あるタイミングで見切りをつけて、手を打てない人でしょう。
しかしもっといけるのではないかと、先延ばししているうちに、
年齢による劣化という時限爆弾が待っているわけです。
市場の用語で塩漬けになっていくわけです。
こうなるとちょっとやそっとのことでは手を打てなくなるのです。