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結婚に対して女性が求めるものと男性が求めるものの違いについてあれこれ。
女性が男性に求めるものは経済力、子供を産むための子種、
いろいろな危険から守ってもらうための保護、庇護、
あとは家事、育児へのリーダーシップと協力です。
では、男性は女性に何を求めるかというと、
恋人としての属性、キレイでいること、
気を遣うこと、自分をほめること、
おいしいご飯をつくること、
それに子供を産んでもらうことや家事、
育児、掃除です。
男女がお互いに求めるものを比較すると、
実は男性の方が少し大変です。
なぜなら女性は、子種さえもらえば子供は自分で産めますし、
あとの仕事はすべて夫以外にアウトソースすることも可能だからです。
極端に言えば女性は、自分で子供を養うつもりなら、
男は選び放題ということになります。
これに対して男性は、自分で子供を産めないので、
代わりに生んでくれる女性を見つけて口説いて、
お願いする必要があるのです。
これは、人間の世界だけの話ではありません。
競走馬の世界も、実は同じ仕組みです。
人間を競走馬と同列に論じるとは、不謹慎だといわれそうですが、
あえて、競走馬の世界でもオス馬が種馬になれるのは、ほんの1%程度です。
逆にメス馬は未出走でも繁殖牝馬になれます。
人間の場合、女性が男性に求めるものは、
単に子種だけでなく、生まれた子供をさらに、
その後18年間くらい養ってくれるだけの経済力と優しさです。
これは男性から見ると、かなりハードルが高いのです。
キレイとは、要するに健康の代名詞ですから、
別にファッションモデルのように美的にキレイかどうかではなくて、
本当に健康な人がほしいという程度です。
健康な人は基本的にキレイなので、
女性のハードルはそんなに高くありません。
男性が女性に求めるものは、
わりと絶対評価でなんとかなるものが多く、
本人の努力次第でいくらでも達成可能です。
場合によっては、世の中の女性が全員キレイになったりすることもありえます。
反対に、女性が男性に求めるものは、わりと相対評価で、努力に限りがあり、
しかもその中で上位に位置していないといけないという条件が多くなっています。
女性の要求にこたえるには、大変な経済的負担を覚悟しなければなりません。
そのせいで、実際の未婚率は、男性の方がはるかに高くなっています。
もちろん、経済的に裕福でも、自分の意志で未婚という人もいるでしょう。
しかし大多数の男性は、結婚したいけど、
選んでもらえなくて未婚という場合が多いのです。
このことは、男性はかなり厳しい淘汰を乗り切らないと、
女性のおめがねにかなわないということを意味します。
女性に比べて、男性の方がどうしても競争心が強く、
出世することに、固執してしまうのはこのためです。
逆に、未婚率を下げるための解決策も、
この仕組みを理解すれば簡単に導き出すことが出来ます。
女性が自分で経済力を持ってしまえばいいのです。
以前から種もらい婚というのは依然として多いのですが、
生まれた子供が1歳になるか、ならないかで別れてしまうような結婚を、
種もらい婚と呼びますが、
芸能人など稼げる女性に多いわけですが、
人によっては、種だけもらって、
籍も入れなければ、結婚もしていない人もいます。
いわゆるこれは、平安時代の通い婚と同じです。
かつては、性差による役割分担というのがありました。
しかし今は、女性が男性の役割を兼ねられるようになりました。
男性は仕事に重きを置いていますので、
どうしても家事育児は二の次になります。
しかし家電製品から、インターネットの世界まで、
世の中は便利になったので、ある程度のことは、
女性の仕事においても他で代用ができます。
完全に女性が男性の代わりをしているわけではありませんが、
今の女性は、昔より男性的な部分が強くなって、
女性的な部分が弱くなっているかもしれません。
それに伴い、男性の父性も弱まっているのではないでしょうか。
いろいろな形で、いまは性差による役割分担に変化が起きています。
しかし、そういう現実に対して、
人々の認識はあまり変わっていません。
なので、利害が一致せず、未婚率もものすごく高くなるのです。